deploygateチームでインターンしてきましたよって事なんですけど.
2013年は観測史上に残る最高の夏でしたが,いまはもうすっかり秋ですね.ってことでこれ以上記憶が薄れないうちに記事にしておきます.
ミクシィに限らず,来年インターンを考えている人の参考になればと思います.
なおdeploygateについての詳しい説明は省かせて頂きます(ほんとはめっちゃしたい).取り急ぎ,この辺の記事を参照して頂ければいいのかなと思います.紹介動画も見れる.
きっかけ
某ソフトウェアコンテストに出したときに知り合った人を売る会社の方から「インターンのマッチングイベントがあるからこないか」というメッセージを受けたのが6月のことでした.
——タダで東京に行ける*1
当時,とにかく人の金で東京に行きたかった僕は二つ返事で参加を決定,人の金で東京に行くことに成功します.
株式会社ミクシィのインターンの詳細を知ったのはこのイベントの時でした.
参加することになるまで
その後何度か株式会社ミクシィのインターン担当の方と電話でやりとりをし,日々の開発サイクルの改善から,エンジニアの手を借りないユーザーテストまで,すべてを簡単にするdeploygateの開発チームでのインターンを希望したところ,既に上記のイベントで面識があったこともあり,二次面接からスタートすることになりました.また僕は株式会社ミクシィの本社がある東京からかなり離れた琵琶湖の畔で生活していることも有り,二次面接はSkypeで行うことになりました.これは助かりました.
面接ではこれまでの開発経験や大学での活動,ソフトウェアに対する愛みたいな話をしたと思います.技術的な話はほとんどしませんでしたが,こういうのを作ったとか,そういう話はしました.
インターン採用連絡
面接のあと,一週間以内に連絡するとのことで,安心して知人と肉を焼いてビールを飲んでいたら急に電話が来てびっくりしました.採用するけどうちのインターンのこと関西で広めてよね!みたいなこと言われた気がする.ヒィ.
やったこと
- 無限にRAIZINを飲む
- ランチを食べながらいろんな話を聞く
- 畳に寝転んで新聞を読む
- 社内システムの記事を読みあさる
- ヱビスビール記念館でビール飲む
- 最後に頂けるビール本当に美味しいので行く価値ある
- 缶ビールの美味しい入れ方とかビールを飲むときの正しい姿勢とか教えてもらえてお得
もちろん真面目に機能の実装してたんですが,どこまで書いて良いのかわかりませんのでこでは省かせて頂きます.主にウェブフロントの作業を行っていましたが,他のdeploygateメンバー(含インターン生)と比べるとクソみたいなスピードだったので自分もうちょっとなんとかならんの,みたいな辛い感じでした.そんな僕でのイヤな顔ひとつせず受け入れてくれたdeploygateチームは本当に懐が広いですね.内定下さい.
あとはじめてまともにテストコード書きました.僕の初めてはtest/unitで @bilyakudan 先生でした///
後悔
- 最後に実装していた機能が中途半端になってしまったこと
- RoRの知識をまったく付けずにいくことになってしまったこと
- これ完全に失敗で,インターン前にひととおりやっていくべきだった,,,Rubyなら割と書いてるしなんとかなるやろーみたいな甘い考えはさっさと捨てるべきだった,,,
感想
自分の書いたコードが動いてるのはうれしい
deploygateは世界93カ国の3400を超えるAndroidアプリの開発で使われているサービス*2なのですが,やっぱりそういうところで自分のコードが動くっていうのはなかなか出来ない経験だし,嬉しいですね!!! 余談ですが,最初の三日で書いたJSはレビュー後1時間くらいで本番コードに乗りました,すごいスピード感!
教えてくれる人がいると習得が早い
Railsの話なんですけど.
いままでずっと学習コストが大きいみたいな理由で,ようはめんどくさくて,Rails避けてSinatraばっかり使ってたんですけど,今回のインターンでRailsでの開発が一通り身についたのでいまはRailsで書いたりしてます.バイト先でAPIのモックとか作る必要あるときはいまだにSinatra使ったり,もっとシンプルでいいときはファイルだけ置いてpython -m SimpleHTTPServer*3で済ませたりしてますけど.適材適所.
エンジニアってほんとに100倍以上の生産性の差出るんだ
これわりとよく言われる事だと思うんですけど,僕今まで体感として「んなわけないだろー」的なスタンスだったんですよ.せいぜい10倍とか20倍とか,そんなもんだろっていう.でも実際に100倍の違いって生まれるんだ,っていうのが今回のインターンで怖い人たちと一緒に働かせてもらってわかった気がします.僕がRails身につけてなかったからとかじゃなくてなんかもう根本的に違うぞなんだこれ,みたいな感じ.経験とか使い回しの効く本質的な知識なのかなあ.
とにかく,実体験として,まだまだ実装力を高める余地があるっていうのがわかって非常に良かったです.
びっくりするほど考えることある
インターン中,こういう機能あった方がいい気がするけど,他にもっと優先度の高い機能はないか,みたいなこととか,この機能良さそうだけれど,サービスの本質からずれてユーザを混乱させないか,みたいなことを結構考えてた.
今回のdeploygateのインターン,自分で仕事を自分で探してやる,という感じで,そこは本当に難しかったけれど,この夏で一番よかった事でもあったと思う.
まとめ
インターンいろいろあるけれど,ミクシィのインターンは与えられている裁量というか,自由度はめちゃくちゃ高かったと思う.仕事をする環境としてもすごくよくて,コミュニケーションチャネルがたくさんあったのは良かった.IRCとかメールとか,もちろん直接声をかけるとか,
しかも別に労働力として雇われているという感じではなくて,感想の最後で書いたけどいろんなことを考える機会をもらえたのが本当によかった.たぶんだけど,「インターン生にはこれをやってもらいます」って言うのが決まってたら,考える時間がない分もっといろんな機能とか作れてたと思う.でもそれってただのバイトだとおもう.今回のインターンは給与出てるし,バイト的な仕事内容でも全く文句は無いし,最初ぼくはそういうつもりでいたけれど,実際入ってみたらそんなことはなくて,自分で考えろみたいな感じで,人として尊重されてるって感じだった(バイトには人権がないとか,そういう話ではなくて,インターンって感じで,社員みたいな感じで扱われるって感じ).
ということで,株式会社ミクシィでのインターン最高でした.部署によってインターン内容には違いがあると思うけど同じ会社だし,風土は共有してると思うから,大丈夫だと思う.